おしゃれなエコが世界を救う - サフィア・ミニー

おしゃれなエコが世界を救う

バブル全盛期に来日。言葉もわからない東京での生活。浮かれる日本人に違和感をおぼえたイギリス人女性が、環境問題、貧困問題、人権問題と闘うために「フェアトレード」ビジネスを東京で創業。インド、バングラデシュ、ネパール、ペルー、ケニアなど15ヶ国の生産者と提携し、世界から注目を集めるファッション・ブランドに成長させる。おしゃれな社会起業家の半生とビジネスのノンフィクション。


サフィア・ミニー(Safia Minney)

イギリス出身。ロンドンで出版とマーケティングの仕事に携わる一方、人権や環境保護のNGO活動に参加。90年に夫と共に来日。91年、環境問題と貧困問題についての情報発信を目的としたNGO「グローバル・ヴィレッジ」を創設。93年からフェアトレードの普及を目指して商品の開発と輸入販売を開始し、95年にフェアトレード事業部門を法人化して「フェアトレードカンパニー株式会社」(ブランド名:ピープル・ツリー)を設立。現在も双方の組織の代表を務める。2001年にはロンドンに「PeopleTree Limited」を設立。日本とイギリスを往復して業務の指揮をとりつつ、インドやバングラデシュなど各地の生産者を訪れて商品開発や地域発展プロジェクトを支援する多忙な日々を送る。